世間を賑わしているお笑い芸人チュートリアルの徳井さん。節税のために会社を設立したまでは良かったが、その会社がするべき手続きをまるでやっていなかったようです。
チューリップという会社
徳井さんが設立した会社はチューリップというらしいです。このチューリップ社、名前は可愛らしいんですが、関係する役所から見たらとんでもない会社だったと思います。
例をあげます。
- 社会保険に入っていなかった
- 設立後過去ほぼ10年間、期限内に法人税の申告をしていなかった
- 源泉所得税の納付をしていなかった
- 消費税の納付をしていなかった
とにかく、ないないづくしです。
会社を設立しておきながら、なぜ会社としての存在要件を満たさないでいられるのか、正直なところ憤りを通り越して呆れてしまいます。とにかく「なーんもやってなかった」ようなのです。
日本での会社
節税のために個人としての処理でなく会社を設立するのであれば、会社にすることで得る煩雑な手続きも一緒に飲み込む必要があります。
節税のために会社を作る人達はそれを受け入れて、会社を設立、運営している人がほとんどです。当然な話です。見た目の立場を変えたからと言ってすべてを免除されるわけではないのですから。
なのにチューリップ社はやるべきことを放棄していると見られても仕方のない状況を作り出しています。
会社(法人)の法人税の申告、納付期限は、決算日から2ヶ月後です。そこまでに申告、納税を済ますことになっています。
チューリップ社は、3月の決算ということですから、本来は、5月31日までに申告、納税をする必要があります。
ここでちょっと考えてみました。
納税をするためには、申告をしなければならない、申告をするためには、税金の計算をしなければならない(税法に照らし合わせて計算に入れていいか悪いか判定)、そのためには期中の経理処理をすべて行っておかなければならない・・・
私管理人は会社で経理をした経験がありますが、3年まとめて決算を出すなんてこと、それこそ途方に暮れてしまいます。まあ仕訳の量にも依るでしょうが・・
正直なところ、言葉もでません。
私管理人としては、「そんなにルーズでなにもできないなら人を雇ってやってもらえ!」と言いたくなります。徳井さんは経験を積んだいい大人なんですから、自分が出来るかできないかくらいわかるでしょう?と思います。
徳井さんの働き方改革
世の中にはいろいろな人が居ます。それぞれ得意不得意があります。
自分が不得意でやりたくないことも他の人がやれば、簡単にできてしまうことも多々あります。
日本にいて日本国民である以上は、国民の義務を果たすよう努める必要があるでしょう。そうでないと、まっとうに生活している人たちが浮かばれません。
チューリップ社でいえば、そのために税理士さん(たち)がいるのでしょう。
徳井さんは、影響力のある人なのですから、なおさらです。
チューリップ社の社長兼従業員である徳井さんは、おそらく事務処理能力はほとんどないのでしょう。事務処理能力がないのであれば、会社(個人・個人事業主であっても同じ)ですから、他の誰かにやってもらう必要があります。
とはいえ、誰かにやってもらうこともほぼ今までやっていなかったわけですから、徳井さんは、会社の社長(社長兼従業員のプレイングマネージャー)にも向かなかった、ということなのでしょう。
もしも指示をする、誰かにやってもらうことすらもできないのなら、どこかの会社に入って、従業員として働くのが良いのでしょうね。
吉本さん、徳井さんを従業員として雇うのはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。