日本のプロバスケットボール選手、馬場雄大選手。今回日本は、5回めとなるワールドカップに出場しました。結果は惨憺たるものでしたが、馬場選手は未来を見据えています。彼の夢、現時点での世界とのレベルの差などを探ってみました。
馬場雄大とその夢
一人の選手がいます。
日本のプロバスケットボールリーグ、アルバルク東京に所属する馬場雄大(ばばゆうだい)選手です。
彼は日本代表選手でもあり、今回のワールドカップにも出場しました。
1995年生まれ。
まだまだ若い23歳。これからの選手です。
彼の夢は「NBAでプレーすること」であり、それだけでなく、
後輩たちのために「BリーグからNBAへの道筋をつける」こと。
将来的にはNBAでのプレーを希望している馬場選手。そして後輩たちにその道筋を作って行きたいと思っているといいます。
バスケットボールワールドカップ
バスケットボールも、その競技の存在をどうしていくべきか、おそらく関係者の喧々諤々の議論があったと思いますが、ともかく2016年にプロリーグ化しました。
そこから2年あまり経過し、日本のバスケットボールの歴史が動き始めていると思える昨今ですが、今回、中国でワールドカップが開催されました。厳密には、開催されています。
日本のプロリーグが発足して初めてのワールドカップです。
プロ化だけで急激なレベルアップを望むのは無理があろうというところですが、話題性はあります。マスコミも取り上げます。となると、いままでバスケットボールというものを学校の体育の授業だけでしか体験していない管理人のような一般大衆が、にわかにバスケットボールに興味を持ちはじめることになるわけです。
日本にとって通算5度目のFIBAバスケットボールワールドカップ(W杯、2010年までは世界選手権)を、多くのファンは初出場に近い感覚で迎えたのではないだろうか?
Bリーグが16年に開幕し、バスケットボールへの関心や認知度は大幅に高まった。加えて19年のW杯中国大会からW杯予選がセントラル開催からホーム&アウェー方式に変更され、出場チームも24から32に拡大された。今までない数のバスケファンが海を渡り、メディアも百人単位で開催地の上海に駆けつけていた。
sportsnavi 〜日本バスケ、必然の完敗 成長サイクルをサッカー界のように回せ
それだけ、一般にも注目され、結果を期待された大会だったということです。
世界との差
そういう意味では、せめて1勝くらいはしてほしかったというのが希望でしたが・・。
結果は、5戦全敗。
世界ランキングも48位で、32の出場国中28番目なので、妥当な結果であるとも言えます。
正直なところ、まだまだ世界との差はかなりあります。
馬場選手も、世界との差は「すべて」だと言っています。
私のような素人目に見ても、スピード、正確さ、緩急など全てにおいて見劣りする印象です。
互角と思えるレベルまで到達したとしても、勝ち切るにはもう一段上のレベルが必要でしょう。
世界との具体的な差を認識し、それを徹底的に詰めることをする。
ただ、壁を認識できるのであれば、その壁を超えることは難しくない。
時間はかかるでしょうが、壁を認識し、歩むことをやめなければいつか結果はでるでしょう。
それこそ野球のイチローのように。
馬場選手がインタビューでも言っていたとおり、「日本バスケットボールはまだまだ始まったばかり」なのです。
馬場選手を始めとする日本人選手の頑張りに期待します。
最後までお読みいただきありがとうございました。